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【レバークーゼン訪問日誌】2023年3月10日

 

 

昨晩のヨーロッパリーグの熱狂が嘘のように静かな朝を迎えました。気温も穏やかだったので、選手達は近くのショッピングモールに買い物に出かけていました。

 

午後からはトレーニングに備えて準備を開始。
U-19に七牟禮選手・伊藤選手、U-17に宮崎圭伸選手、U-16に岩本選手・西村選手・宮﨑陽選手が参加しました。

明日、ブンデスリーガU-19の最終節(vs.ボルシア・ドルトムント)を迎えるU-19チームは、ビデオアナリストによる分析ミーティングからスタートし、スピードコートと呼ばれる室内練習場で、ジャンプ台やチューブを使ったウォーミングアップで筋肉に刺激を入れた後、ピッチに出て行きました。

 

午前中とは一転、大雨・暴風という悪天候の中でしたが、5vs.2、フォーメンション確認、ゲームと速いテンポで練習は進み、約50分で練習は終了となりました。

七牟禮選手と伊藤選手はその後、スピードコートに戻り筋トレを実施。チーム活動とは別に身体の強化に日々励んでいます。

U-17に参加した宮崎圭伸選手。ジョルディU-17GKコーチの厳しいトレーニングに、同僚の2名のゴールキーパーと共に真剣に取り組んでいました。「ケイシン!姿勢を崩すな!スタンスが広いぞ!」などと厳しい檄が飛んでいました。


U-16に参加した岩本選手・西村選手・宮﨑陽選手は、ビデオミーティングの後、ウォーミングアップをスピードコートで行いました。U-19のトレーニングから1時間遅れでの開始時刻であり、各カテフォリーがスピードコートやピッチを上手く使っている印象があります。

7vs.3の4ゴールゲームや6vs.6+2フリーマンの6ゴールゲームなど練習のバリエーションは多数です。最後はゲームを行い終了となりました。

 

夕食後、原田監督は隣町で行われるフライデー・ブンデスリーガ、「1FC ケルンvs.VfLボーフム」の試合を視察しました。試合はアウェイのボーフムが開始直後のPKで得た得点で試合を優位に進め、最後に追加点を奪うという展開でした。日本代表FWの浅野選手のスピードを生かしたスピーディーな試合運びも見ごたえ十分でした。20:30キックオフで雪の舞う試合でしたが、5万人の大歓声が応援するチームを後押ししていました。ブンデスリーガはスピーディーな試合で、攻守ともにアグレッシブで、とにかく「前を目指す、ゴールを目指す」という姿勢が常に見られます。そして容赦ないサポーターのプレッシャーがあり、確実に選手を育てる土壌があると感じました。

 

選手コメント

岩本悠也選手(1年)

午前は部屋で昨日観戦したヨーロッパリーグの振り返りをしていました。

僕はボランチの選手のポジショニングやボールを受ける前の動きなどに注目して観戦し、自分に足りない部分は何か考えていました。

大きく感じたことは、ボールを受ける前の動き、受ける前の見る回数です。

自分は受けてからのアイデアが大事だと思っていましたが、自分が見て感じたものは、相手のプレスを100で受けないようにすることで、次のプレーに繋がると思いました。

見る回数は、自分と比較してみると、レバークーゼンの選手の方が多く、自分には足りないものだと感じました。ドイツだからこそ見られるトップの選手のプレーをひとつでも多く吸収していきたいと思います。

午後はU16の練習に参加しました。

練習参加をしていく中で、徐々にコミュニケーションを取れるようになり、名前を覚えてもらえるようになりました。

プレーの部分では、レバークーゼンの選手に、学ばされるプレーがたくさんありました。ドイツでは要求する際に、大きい声で何度も呼ぶことが当たり前のように感じられました。そして、ドイツのボランチの選手は、シュートを打つ意識が高いなと毎回の練習で感じさせられることが多くあります。これからの練習や試合で、シュートを打つことをより意識していかないと、ドイツの選手との差が生まれてしまうので、その差が生まれないように、残りの練習で、1つ1つのプレーにこだわっていきたいと思いました。

今回のレバークーゼン留学で、ドイツの選手にはあって、自分にはないプレーを、自分のものにできるように、残り約一週間で、日々成長していこうと思います。

 

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