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【レバークーゼン訪問日誌】2023年3月8日

 

今日はKASオイペンとのトレーニングマッチが組まれていましたが、残念ながら昨日から降り続く雪の影響で中止となりました。

通常のトレーニングに変更となり、それぞれのカテゴリーの練習に参加となりました。練習試合が予定されていたこともあり、全カテゴリーで強度が高いトレーニングとなりました。

 

U-19のトレーニングに参加した七牟禮選手。チームメイトから「AOTO,AOTO」と呼ばれるまでになり、コミュニケーションも積極的にしています。今週末のブンデスリーガU-19最終節のBVBドルトムント戦に向かうトレーニングの中でも、しっかりと存在感を示していました。

U-17のトレーニングには宮崎圭伸選手が参加しました。GKコーチの厳しいトレーニングに食らい付いています。「ボールから目を離すな!!」「手の平を上に向けないから弾けないんだ!」「遠いと判断したら片手でアプローチしろ!!!」と厳しい指導を受けていました。

 

U-16のトレーニングには、岩本選手/宮﨑陽選手/西村選手が参加しました。ウォーミングのアップの後、ルールが複雑なミニゲームを行いました。小さいコートながら頭をフル回転しないとついていけないトレーニングでした。
最後のゲームでは、宮崎選手・西村選手のチームが勝利を収めました。大きな選手に囲まれ背伸びをしている宮崎選手に注目です。


選手たちはドイツの食事にも慣れてきて、十分な量を食べています。

白米はありませんので、パンやパスタ・ペンネなどで炭水化物を補います。

夕食後には、レストラン内のテレビにて「バイエルン・ミュンヘンvsパリ・サンジェルマン」の試合を観戦。緊迫した試合に感じる物があったのではないでしょうか!?

午後の時間を使い、原田U-18監督とスウェン・ヒュピュシャU-19監督との情報交換が行われました。IDP(Individual Develop Plan)の評価基準や面談時のクラブ/コーチのスタンス、V・ファーレン長崎の選手のストロング・ウィークポイントなど、積極的な情報交換となりました。

選手たちが練習している横のスタジアムでは、明日開催されるトップチームのヨーロッパリーグのラウンド16.1st.Leg フェレンツヴァ―ロシュ(ハンガリー)戦に向け着々と準備が進んでいます。また、トップチームの公式練習も行われていました。

選手コメント

西村海陽選手(2年)

ドイツに来て約1週間が経ちました。

今日はKASオイペンvsレバークーゼンU-16.U-17混合の練習試合がある予定でしたが、前日からの雪や雨が降り、ピッチの状況が悪く、試合が中止になりました。午後からの練習に変更になり、僕はU-16の練習に参加しました。

最初にウォーミングアップ、ポゼッションを行い、3対2の対人を行い、8対8のゲームをやりました。最後にはスピードコートで筋力トレーニングをしました。

8対8のゲームでは日本のディフェンスの仕方とは異なり苦戦をしました。日本のディフェンスの仕方では組織でゴールを守る、奪い切るという守備があり、チャレンジ&カバーがあり複数人で守るディフェンスの仕方です。ドイツのディフェンスの仕方では個で守るディフェンスをしていると実感しました。ドイツではカバーが無く常に一対一の状況で個で奪い切るディフェンスをしていることに実感しました。今日のゲームでは自分の守備の弱さを痛感しました。日本では自分は守備の球際や体負けは強い方だと思っていましたが、ドイツに来て、ボールを奪いきれない場面も多く、当たり負けをする回数も多く、日本では通用していた部分がドイツに来て通用しなかったことが多くありました。このようなプレーをしていてはドイツでは通用しないと感じました。ドイツに来て個で奪うのが同じポジションのDFの選手より劣っていることを痛感しました。

球際やフィジカルの強さが足りていないと感じました。同じDFのレバークーゼンの選手はファールするぐらいの気持ちでボールを奪い、スライディングも多く、練習から高い強度の中プレーするのがスタンダードと感じました。個で奪い切れる選手が世界で通用する選手だと思いました。残り約2週間、今日の課題を克服できるように、監督やレバークーゼンの選手に聞き、たくさんの良いもの吸収して、ドイツの強度やプレースピードを忘れず、日本に持ち帰り、練習から高い強度を行い、長崎に残っている選手にも発信していきたいです。そして、チームとしても強くなれるようにドイツでの経験を無駄にはしないように頑張りたいと思います。

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