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【レバークーゼン訪問日誌】2023年3月7日
3月7日は、U-19、U-17カテゴリーは午前と午後の2部練習を行いました。
U-19は午前中にテクニック系の非対人トレーニング。
約1時間の練習でしたが、非常にテンポ良く、多くのメニューをこなしていました。
U-17はスピードコートでの筋力トレーニング。
担当コーチが細かくフォームの修正をしてくれ、比較的重いウエイトを持ってのトレーニングと体幹のトレーニングでした。
昼食は、バイヤー04レバークーゼンの社員食堂でいただきました。
約300人の社員が、普段食べられているビュッフェ形式の食事をいただきました。
会社(クラブフロント)はスタジアム内に併設しているホテルと逆側のゴール裏にあります。
緑の芝生を見ながらの食事は解放感もあり、食欲が増している様子でした。
昼食後は、チームバスにてバイエル社の工場見学に出かけました。残念ながら工場内は一切の写真撮影が禁止されていて、工場内の様子がお見せできないのが残念です。
3.8㎢の敷地内に50社以上の関連会社が入っており、3万人の従業員がそれぞれの仕事に従事されています。世界的に有名なアスピリン(解熱鎮痛消炎剤剤)を筆頭に数々の薬品類、ケーブルや化学製品を作っており、工場の横を流れるライン川を通じてヨーロッパ各地、そして世界に展開されます。選手たちは、見たことのない規模感の工場を目の当たりにして、ツアーガイドの話に聞き入っていました。
朝から降り続いていた雨が、夕方から牡丹雪に変わり、コーチ曰く今シーズン初の雪の中のトレーニング!ピッチ上は芝生の下にヒーティングシステムがあるため積もらないものの、極寒の中のトレーニングとなりました。
ベルギー1部リーグに所属する「KASオイペン」のU-17とのトレーニングマッチを翌日に控え、コンパクトながら強度の高い練習となりました。
選手コメント
ドイツに来て約1週間。環境や食事、オンザピッチ、オフザピッチのとこなど様々な面で自分が実感したことをまとめました。
環境は気温が低く、とても乾燥していて1週間のうち、ほとんどが曇りという天気の中、1日を過ごしています。食事では主食はじゃがいもで朝昼晩とあまり変化がないので、そこは日本との違いを感じています。
サッカーのオンザピッチの部分では、日本では味わえないようなインテンシティの高さとゴールへの意識はとても凄いです。特に主張することは日本人に足りないものなので、チームに帰って還元していきたいです。しかし自分たちが勝っている所もあり、守備意識の高さや個人戦術、フィロソフィーの部分は日本の方がはっきりしていると思うので、そこは今後も自信を持ってやっていきたいです。
オフザピッチでは練習前や練習後など各自、屋内施設で筋力トレーニングを行ったり、練習が終わってすぐ、エネルギーとなるバナナやプロテインなどを補給しています。そのような意識が高く、これが身体の大きさなどにも影響しているのかなと実感しました。他にも日本にはない様々な経験を積むことができるので、より良い日々を過ごすことが出来ています。たくさんチャレンジし、より多くのものを吸収して成長の糧とできるように残りの約2週間頑張りたいと思います。