今年長崎に原子爆弾が投下されて75年になります。V・ファーレン長崎にとって2020シーズンは、新型コロナウイルスにより、Jリーグも第2節より中断を強いられ、サッカーがある当たり前の日々の幸せを感じることができたシーズンでもあります。この特設サイトではクラブの想い、取り組みを発信し、サイトを訪れた方が平和について考えるきっかけになればと思います。また今回は、平和への想いを世界にも発信できればという想いのもと、メッセージ動画では日本語をはじめ、英語、ポルトガル語、イタリア語で発信しています。
平和への想い
クラブグランドスローガン
V・ファーレン長崎は、グランドスローガンに「正々道々 〜ナガサキから、世界へ〜」を掲げています。これは、正しい道を行くこと=フェアプレーの精神、平和的精神という意味合いを込めました。 チームとして堂々と勝負する力強さを表現しました。
ユニフォーム
平和祈念ユニフォーム
V・ファーレン長崎は、長崎県民にとって平和を考える大事な8月9日前後の期間にこの想いを伝えるため、2015年より夏季限定で平和祈念ユニフォームを着用し、Jリーグで戦っています。
2020シーズンにおいては、新型コロナウイルスの影響でJリーグ中断期間が当初より長くなったこともあり、来シーズンに持ち越すことといたしました。着用はなしとなりますが、8月12日(水)の平和祈念マッチにあわせ平和祈念Tシャツを制作予定となっております。
過去のデザイン
平和祈念活動内容
平和学習
長崎にあるクラブの使命として、「平和」への想いを発信するにあたり、チーム・フロント・ファン・サポーターが一体となって、世界に向けて平和へのメッセージを発信していきたいという想いのもと、2019年に引き続き2020年も平和学習を実施いたします。
過去の歴史の中で苦しみを味わった
長崎にあるクラブの使命として、
世界に向けて、
平和のメッセージを発信していく。
サッカーだからこそ伝えられるメッセージで、
ファン・サポーター・相手チーム、
そして自分達が平和への願いと感謝の気持ちを
持ち続ける。
トップチーム選手・スタッフ向け
7月22日(水)代表取締役社長の髙田春奈、およびトップチーム全選手・スタッフ約40名が参加し、長崎原爆資料館ホールで平和学習を実施しました。
参加した選手たちは真剣に話を聞くだけではなく、自分の平和への想いや考えを積極的に発表するなど、あらためてV・ファーレン長崎の選手としての役割について考えるきっかけとなりました。
学習の後は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館において、原爆により亡くなった方や、原爆の影響でその後に亡くなった方への追悼の意を込めて献花を行いました。
フロントスタッフ向け
7月27日(月)スタッフ向けの平和学習を実施しました。
今年は、V・ファーレン長崎のクラブスタッフに加え、ジャパネットグループ全体で行いました。クラブが考える平和について改めて考え、被爆講話をお聞きしました。
アカデミー選手・スタッフ向け
7月26日(日)に、V・ファーレン長崎U-18が原爆資料館ホールにて、平和学習を実施いたしました。
青少年ピースボランティアの皆さま、JICA様(独立行政法人国際協力機構)ご協力のもと、JICAからの日ごろの活動についての講話に加え、ピースボランティアの方々とのディスカッションを行いました。
千羽鶴寄贈
千羽鶴制作ワークショップ
平和祈念ユニフォームの着用を開始した2015年から毎年、ファン・サポーターの皆さんとともに平和への想いを込めて鶴を折り、千羽鶴として原爆資料館へ寄贈しています。
今年は、ホームゲーム2試合で集めた鶴をつなげるワークショップを8月29日(土)、9月13日(日)に、諫早市中央体育館(内村記念アリーナ)で開催しました。
寄贈
9月16日(水)代表取締役社長髙田春奈、毎熊晟矢選手、氣田亮真選手、植中朝日選手、クラブマスコットのヴィヴィくんが長崎原爆資料館を訪問し、2020年度の平和祈念活動の証である千羽鶴、平和宣言文、全選手サイン入り平和祈念Tシャツ、ファン・サポーターの皆さんの平和への想いが記されたフラッグを寄贈させていただきました。
行政との取り組み
V・ファーレン長崎の想いをもっと県内、全国、世界に広めるため、今年は、長崎県内の行政の方々とタッグを組みさまざまなイベントを一緒に発信していきます。
毎年、平和祈念式典の前夜(8月8日)に、市民が手作りのキャンドルに平和への願いをこめたメッセージを書き入れて、灯をともすことで、原爆で亡くなった多くの方々を慰霊し、市民一人ひとりが原爆の惨禍を決して忘れることなく、平和の尊さを継承していくことを目的とした行事です。あわせて平和都市長崎の想いを世界に向けて広くアピールしています。今年はこのイベントにV・ファーレン長崎としても参加させていただきました。
平和の灯 キャンドルワークショップ
7月18日(土)長崎市民会館調理室、会議室で、長崎原爆資料館館長 篠﨑 桂子 様、平和の灯実行委員会長 鬼永 武 様、平和の灯実行委員会副会長 一ノ瀬 浩史 様をはじめとする長崎市の関連職員とともにイベントを開催し、Vパス会員の親子21名を対象にワークショップ形式でキャンドルづくりを実施いたしました。
このキャンドルは上記8月8日(土)に実施される平和の灯に飾られます。
7月25日(土)の京都サンガF.C.戦において、ワークショップで制作したキャンドルに加え、選手が平和の想いを書き込んだキャンドルが選手入場口に飾られました。
平和の灯コンサート
8月8日(土)ヴィヴィくんが、平和公園(長崎市)で行われた「平和の灯コンサート」に出演しました。コンサートでは、ステージの出演の他、ワークショップで制作をしたキャンドルや、選手が平和への願いを込めメッセージを描いたキャンドルが、ステージ中央部分に設置されました。
高校生平和大使との取り組み
V・ファーレン長崎は、被爆地長崎にあるクラブとして、「愛と平和と一生懸命」をキャッチコピーに2020年も平和祈念活動を実施。
今年は、被爆 75 年の節目の年でもあり、チーム・フロント、そしてファン・サポーターの皆様と共に、より一層「平和」のメッセージを多くの方へ広げていきたいという想いで、長崎原爆資料館をはじめとする長崎市の皆様とともに、さまざまな活動を実施いたしました。
これらの活動は、夏のみに限定するものではなく、常に考え、発信していくべきものと考え、年間を通じて、世界に向けて平和への想いを発信されている、高校生平和大使と提携を結ばせていただく運びとなりました。
8月29日(土)大宮アルディージャ戦にて、提携式を実施いたしました。
ホームゲームでの取り組み
選手による平和宣言
7月25日(土)京都サンガF.C.戦よりホームゲーム5試合で、選手らによる平和宣言を実施いたしました。
宣言の中に各々の平和への想いを織り交ぜながら、長崎の平和への願いを発信しました。
平和祈念マッチ
8月12日(水)明治安田生命J2リーグザスパクサツ群馬戦を「平和祈念マッチ」として実施しました。
平和祈念グッズ
2020シーズンは、平和祈念マッチにあわせ平和祈念Tシャツを制作しました。
その他、平和の象徴の鳩がデザインされているご当地ヴィヴィくん長崎県バージョンデザインのマグカップやミニ巾着、アクリルキーホルダー、キャンドルを販売しております。
ご当地ヴィヴィくん 長崎県バージョン
ユニセフ支援活動
2018年より、ジャパネットホールディングスと共に、2018年1月に公益財団法人日本ユニセフ協会を通して、世界の子どもたちへの教育支援や平和の想いを伝えるため、支援プロジェクト『PLAY (PRAY) for PEACE 「未来」のために「今」できること』を発起し、3年間で1億円の寄付を目指した取り組みを続けています。
プロジェクト名には、スポーツをプレイする・遊ぶ(=PLAY)と、支援を通して平和を祈る(=PRAY)という2つの意味を込めています。
平和関連リンク