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<2019ハワイキャンプ5日目>敗戦で見えたACLの未来予想図

 

頼もしいというか、常に前を向いているというか、とてもワクワクするコメントだった。

この時期は結果よりも「何を得たか」だ

「長崎が数年後に目指しているACLのアウェイでは、日本とはまったく違う環境でやらないといけない。そこに、柔軟性を持ってやることが必要」

ハワイで今季、そして将来のビルディングをしている

これは、東北社会人サッカーリーグに所属するいわきFCとのトレーニングマッチで0−1で敗戦後の亀川諒史の言葉。社会人チームに敗戦して、何がワクワクだと思われるかもしれない。
しかし、亀川の言葉からは数年後のV・ファーレン長崎が垣間見える。

「時差もあり、ピッチのコンディションもよくなかった中で、セットプレーというのは、相手にも自分たちにもチャンス。それをものにした相手チーム。チャンスをものにできなかった長崎。自分たちでボールを持って組み立てるのもサッカー。カウンターをくらうくらいなら、相手をひっくり返してチャンスを消すのもサッカー。さまざまなコンディションやタイプの違う相手と戦う中で、いろんなサッカーを経験できることは、将来、待っている戦いの場への準備となりました」

今回のトレーニングマッチのピッチは、とても「いい状態」といえるものではなかった。粘土質の土は固く、凹凸もあり、芝の長さもまばらだった。日本とは違う環境は、アジアチャンピオンズリーグに出場すれば、往々にしてあること。そこまでをも見据えて、亀川をはじめとするV・ファーレン長崎はチームビルディングをしている。

亀川が出場した前半は0-0で折り返したが、後半にフリーキックで失点した1点は、遠くない将来、アウェイでのACLで失点を防ぐ布石となる。

「2月24日の開幕に向けて、100パーセント出せるかといえば、それは間違いなく違うと思う。シーズンを通して100パーセントに近づけていかないといけない。でも、2月24日の開幕で白星を取るということは、間違いなくスタートダッシュを決める要因。開幕を勝てればそのまま持っていけるとも思っています。1日1日、開幕に近づいていますが、その中でやれることを無駄にせずにいい状態に持って行きます」

1月12日に、2019年シーズンに向けての始動は、アジアの頂点に立つための始動でもある。

 

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