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<2019沖縄キャンプ6日目>元代表監督の下で代表入りを目指す22歳
新卒、新加入だが実質V・ファーレン長崎2年目の大型新人といえば?
今春、東海学園大学を卒業する長崎県出身の鹿山拓真。
昨年3月にJFA・特別指定選手に承認され、V・ファーレン長崎でプレー。
4月4日に、トランスコスモススタジアム長崎で開催されたJリーグYBCルヴァンカップのGS第3節の
サガン鳥栖戦で62分に途中交代すると、76分にヘディングでゴールネットを揺らして3-2の勝利に貢献した。
「あれはごっつぁんゴールですよ」
と笑うが、身長190センチの鹿山でなければ決まらなかったゴールでもあった。
その鹿山が、沖縄キャンプで気を吐いている。何か吹っ切れたように。そして、覚悟を決めたかのように。
「プロとして実質1年目なので、最初から飛ばしていきたいと考えています。手倉森誠監督は、自分もテレビを見ていた人方。ニュースを見て『本当にすごい人が長崎に来た』思いました」
他の選手より前で走り、ゲーム形式のフィジカルトレーニングでは、声を出している。
それもそのはず。明確なビジョンを持って沖縄入りしているからだ。
「自分は、日本代表選手を目指しています。五輪代表の監督をされて、ワールドカップにもコーチとして行かれた手倉森監督、そして早川直樹フィットネスコーチと、代表の基準を知っている方の下でプレーできることは大変な喜びです。コミュニケーションを取りながら、自分の成長につなげたいと思います」
学生とプロの二足のわらじから、立ち位置を一つにして臨む2019年。
高さで決めた昨年4月4日のゴール以上に結果を出す2019年。そして、その先。
「高さ、速さ、足元の技術をみてほしいです。3つ自信があります。高さだけでなく速さと足元もみてほしいです。先輩選手にも、グラウンドで、食事会場で積極的に話をさせていただいて、コミュニケーションをとりたいです」
そして何より、長崎のチームでプレーできる喜びが鹿山にはある。
「長崎出身者として、小さい頃から自分が応援していたチームにいることはとてもうれしいです」
喜びあふれて気合い満点。将来を見据えた旅が沖縄から始まっている。