クラブからのお知らせ
V・ファーレン長崎 2020年度経営状況について
2021年5月28日に各クラブの経営情報につきましてJリーグより発表されました。
V・ファーレン長崎の経営状況を報告いたします。
【代表取締役社長 髙田 春奈 コメント】
いつもクラブをご支援いただき、誠にありがとうございます。コロナ禍の2020年の経営はイレギュラーも多く、年間を通して先行きの不透明な中での舵取りとなりました。そのような中、ともに長崎を盛り上げようと、サポートいただいたスポンサー、ホームタウン、そしてファン・サポーターの皆様には、改めて感謝申し上げます。
2020年の数値報告の中には、単純なコロナの影響だけではないものも含まれています。内訳をきちんとご説明し、クラブの経営の現状を知っていただきたいと思い、このような発表をさせていただきました。
2021年も引き続き、入場料収入という面では厳しい状況ではありますが、正確にクラブの状況を把握し、成すべきことを適切に行っていけるよう、一同精進してまいります。今後ともご支援、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
【経営数値説明】
2020年度は、営業収益は18億5,800万円、営業費用は29億800万円となりました。営業収益は前年比28%減となっており、経営状況を心配されるお声もあるかと思います。その理由について、簡単にご説明いたします。
・スポンサー収入が2019年度の15億5,700万円に対し、2020年度は11億8,200万円となり、3億7,500万円減となりました。これは、それまでジャパネットグループのスポンサー料のうち、経営支援の意味合いでなされていたものを、スポンサー収入から除外したことによるものであり、ジャパネットグループ以外からのスポンサー収入は6000万円増となっております。
・入場料収入はコロナウイルスの影響により、前年比約1億減となっております。またホームゲームの観客減に伴い物販収入が前年比約5000万円減となっております。コロナウイルスの影響による主な収入減はこの2項目となっています。
・2019年は降格1年目ということでJリーグ配分金が多くありましたが、2020年に配分金が減り、前年比1億2000万円減となりました。
・営業費用のうちチーム人件費が全体の48%を占めています。2019年度の10億2,900万円に対し、2020年度は13億8,200万円となり、3億5,300万円増となりました。またそれに伴うトップチーム運営経費も1億増となり、トップチームの体制強化が主な費用増となっております。
・最終的に営業損失を10億5,000万円計上しておりますが、債務超過を免れる範囲で親会社であるジャパネットホールディングスからの補填という形での特別利益により、当期純損失は1億4,900万円となっております。