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<2019沖縄キャンプ2日目>汗、汗、汗の持久力テストで出された方向性

 

沖縄キャンプ前から宣告されていたテストが午前練習で行われた。
持久力能力(VMAテスト)だ。
早川直樹フィットネスコーチの声が拡声器を通して、西原町運動公園に響き渡る。
「5秒前!」

同テストを簡単に説明すると「45秒走」だ。
125メートルの1本目を時速10キロメートルで走り、
2本目以降は15秒間の休憩を挟んで、6・25メートルずつ走行距離を長くしていく。
少しずつ延伸する距離を45秒以内で走り続けるというものだ。
時間内に走りきれなかった、または走ることをやめた時点で測定が終了する。
早川フィットネスコーチの声は「走り出しの合図」だ。

この日、3グループに分けて行われたテストには、
「久しぶりにこんなに緊張している」と、ベテラン選手がいうほど選手たちは意を決して臨んだ。
というのも”今の自分の持久力”が評価されるからだ。

1本目は余裕の表情も、10本目、15本目となれば大粒の汗がトラックに滴り落ちる。
このころになると脱落する選手も出てきた。

今季、手倉森誠新体制となり、新導入されたものの一つだ。
しかし、新しいのは試みだけではない。
午前中のテスト後、コーチ陣はすぐに結果をまとめて、ランチ後にミーティングを実施。
そこで、出された結論は、午後の練習で即座に選手たちに伝えられた。
「長崎は、やっぱり走ることができるチームだ!」(手倉森監督)

午前中の頑張りが、午後の練習前には「評価」という形で伝えられる。
このレスポンスの速さも、今季の変化であり進化だろう。

午後は、ボールを使う練習でキックの音に交じり笑い声も聞こえるものになった

「今のサッカーはテンポアップをしています。でも、テンポがないチームにテンポを上げろといってもそれは無理な話。テンポアップができる状況というのを作り出しすことを今、行っています。VMAテストもその一つ。いい結果が出たので、走ることができるチームにサッカーのクオリティとアイデアを与えれば、強くなることは間違いなしだと思っています。トレーニング以外では、ファミリーになるということもキャンプの目的の一つです。同じ目標に向かっている同志ということを高めていきたい。だからこそ、一緒に生活することが必要なんですよ」(手倉森監督)

キャンプ2日目に出た、V・ファーレン長崎の一つの結果は、今季を戦う一つの指標となった。

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