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<2019沖縄キャンプ11日目>「自分が出て試合に勝つ」ハードワークを知る男
オフとなった11日目。選手たちは次の山に登るために英気を養った。
新加入選手5人目の紹介となる大竹洋平も、第2次沖縄キャンプに向けて、静かに準備を整えていた。
「試合に出続けて、結果を出すこと。ゴールはもちろん、ゴールにつながるプレー。そして、チームが勝たないと意味がない。『大竹が出ていたら勝つな』っていう風になっていかないといけない」
意志の強さと当事者意識が高い男がファジアーノ岡山からやってきた。
1989年生まれ、29歳の大竹洋平は、FC東京のアカデミーからFC東京に昇格してプロキャリアをスタートすると、セレッソ大阪、湘南ベルマーレ、ファジアーノ岡山と4クラブで戦ってきた。J1通算92試合9得点、J2通算70試合5得点。実績もさることながら、長崎の地で結果を残す気持ちがとても強い。
「技術的な部分は、誰にも負けたくありません。攻撃で、これまでの長崎との違いを生み出したいし、決定的な仕事をしていきたいです。湘南、岡山と、ハードワークが求められるチームを経験して長崎に来ました。技術に加えてハードワークも成長したと自分では思っています。その中で、自分のよさを出していきたい。チームでは、決定的な仕事をすることを求められていると思います」
幼少より中村俊輔選手(ジュビロ磐田)に憧れた。
「中村選手のキックをマネしていました。その経験を踏まえて、今はオリジナリティを出したいと思っています。今のサッカーは、ハードワークができて、技術を出せる選手が一番求められています。走るだけではなく、スキルがなければ、試合に出られませんし、試合に勝つこともできません。両方追い求めて、決定的な仕事をしていきます」
ハードワークするチームに、技術を兼ね備えた大竹の加入。ここぞというときにしっかり決める。マインドの強さで、長崎に勝利を呼び込む。